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2013/06/14

ロビン・シックがマックルモア&ライアン・ルイスを押しのけ全米No.1に

 マックルモア&ライアン・ルイスにかわり、ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」が新たなNo.1に輝いた6月22日付HOT100チャート。

 先週、自己初のTOP10入りを果たし、46カ国のiTunesチャートで首位を獲得した「ブラード・ラインズ」。UKをはじめ、7ヶ国でNo.1となり、2003年のデビューから、10年目にして初の首位獲得となった。ゲストにクレジットされているT.I.にとっては、2008年の「リヴ・ユア・ライフ」以来、通算4曲目のNo.1、ファレル・ウィリアムスにとっては、2006年にリュダクリスとコラボレーションした「マネー・メーカー」以来、3曲目の首位獲得となる。アメリカ、イギリスの人気番組をはじめ、各メディアでの露出、それからヘッドフォンメーカー「ビーツ・バイ・ドクター・ドレ」のCMソングとしてヘビープレイされていることもあり、セールス、エアプレイ、ストリーミングと全てのポイントが急上昇。既にRIAA認定でプラチナディスク(100万枚)を獲得している。

 ファレル・ウィリアムスは、3位にランクインしているダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」にもゲスト参加していて、プロデュースした楽曲ではなく、自身がフューチャリング・アーティストとしてクレジットされている楽曲としては、TOP3内に2曲を送り込むのは、これが初めて。この「ゲット・ラッキー」も、時期No.1ソングとして候補に挙がっていることもあり、2曲連続でNo.1を獲得する可能性も高くなっている。

 強豪が競う中、5位に停滞中のフロリダ・ジョージア・ラインの「クルーズ」が36週目、イマジンドラゴンズの「レディオアクティブ」が登場41週目と、チャート史上でも上位にランクインするロングヒットに至っていて、両曲急下降するようなことがなければ、年間チャートでもTOP20以内にランクインすることは間違いないといえる。

 先週の12位から9位にTOP10入りしたのが、アリアナ・グランデの「ザ・ウェイ」。4月13日付で、10位に初登場してから一旦圏外(TOP10以下)に下がり、20以内に停滞しながら、今週10週振りの返り咲きとなった。この曲は、1998年にリリースされたラッパーのビッグ・パンとR&Bシンガーのジョーがヒットさせた、「スティール・ノット・ア・プレイヤー」をリメイクした楽曲で、今年リリース予定の、デビュー・アルバム『デイドリーミン』からの先行シングル。予約の時点で首位を獲得していて、現段階ではジャスティン・ティンバーレイクの「スーツ&タイ」に続く、2番目(2013年度)に高い初動枚数を獲得した。

 今週の初登場人気No.1ソングは、11位にデビューしたマイリー・サイラスの「ウィー・キャント・ストップ」。6月4日からiTunesで独占先行配信が始まり、23ヶ国でNo.1を獲得、ストリーミング回数は早くも1000万回に到達しそうな勢いで、今秋にリリース予定のニュー・アルバムへの期待を物語っている。デビュー当初のアイドル的イメージを覆し、ここ最近ではラッパーのスヌープ・ドッグやウィル・アイ・アムの新作でもパワフルなヴォーカルを披露していて、アーティストとしての実力をキャリアアップさせている。マイリーにとって、通算7曲目のTOP20ヒットで、6曲目のTOP10ヒットとなることも期待されている。

 マイリー・サイラスに続き、次週以降TOP10入りを果たす可能性が高くなっているのが、25位から16位に登場4週目でTOP20入りを果たした、ブルーノ・マーズの「トレジャー」、そして5週目で15位まで上昇した、マライア・キャリーの「ビューティフル」。ブルーノ・マーズにとっては、アルバムから3曲連続のTOP10入り、そして3曲連続のNo.1獲得が期待されていて、実現すればマライアにとっては、通算28曲目のTOP10ヒットとなる。マライアは同曲が収録されるニューアルバムを、7月23日にリリースすると発表した。

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